
先輩医師へのインタビュー


鹿児島県生まれ。高校時代に医科学研究を志し、名古屋大学の医学部に入学。研修を終えてから名古屋の総合病院で腎臓内科に勤務した後、神戸の理化学研究所に移って5年間再生医療の研究に従事し、博士号を取得しました。そこで心機一転、東京に出て腎治療の第一線に立ちたいと考え、本院の医師募集に応募、採用していただきました。
腎部門を選んだのは、名古屋での診療経験も影響していますが、特に透析患者さんの場合、主治医は患者さんのすべての臓器の状態を把握し、総合医療を実践する必要があり、そこに大きなやりがいを感じるからです。
現在の私は入院患者さんに対する診療のほか、外来患者さんの診察、人工透析センターにおける診療に当たっています。当初は久々の臨床で戸惑うこともありましたが、当院にはスタッフ(看護師、臨床工学技士、医療ソーシャルワーカーなどの皆さん)との連係プレーが活かせるシステムができており、またキャリア豊富な先輩医師、優秀な非常勤の先生方、院長先生にアドバイスをいただいたお陰で短期間に職場に溶け込むことができました。

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一人ひとりの患者さんの病態を正確に把握していけば、それ自体が勉強になりますが、医師同士の情報交換も知識・スキルの向上に大きく役立っています。本院は吉祥寺、八王子、青梅など多摩地域や、東京23区に20カ所の連携クリニックを有し、そのセンター病院として機能しています。月に一度医師が集まり、問題を話し合って業務改善に繋げています。また、各種学会にはチャンスを作って出かけています。
透析患者さんの場合、福祉・介護に関する問題を抱えられる場合が多く、患者さんのご家族からの相談も絶えません。医療・福祉制度の活用によって肉体的、精神的、経済的なご負担が最小限になるよう、常設の医療ソーシャルワーカー(MSW)と共に問題解決に当たっていますが、うまくいって喜んでいただいた時は最高に幸せです。治療だけでなく、患者さんの療養生活の環境改善に少しでも尽力できてこそ、この道のプロフェッショナルといえるのではないでしょうか。

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