長期に安定したバスキュラーアクセスの作成、維持を使命として

人工血管

皮膚の下の血管が無くなり、シャントも動脈の表在化もできなくなった場合、人工血管を腕あるいは太ももに入れます。人工血管の種類はe-PTFEとポリウレタンの二種類があり(図3-1)、どちらも長所短所がありますが、横浜第一病院では、e-PTFEを多く入れています。腕の人工血管移植の場合局所麻酔で約2時間かかります。長さは約40cmで傷は2から3ヶ所です。(図3-2)
太ももの場合、腰の麻酔を行います。 入院は安全を考えて2週間していただいています。

図3-1:人工血管の構造

図3-2:人工血管移植例手術をした次の日から針を刺すことができます。
心臓の機能の悪い方、動脈硬化の強い方、感染症を併発している方には手術できません。また人工物を体の中に入れるため、つなぎ目が狭くなり易かったり、感染を起こし易いため、定期的な外来通院が必要などのデメリットがあります。特に人工血管と静脈の吻合部は狭くなり易く、当院では三ヶ月ごとに検査をし、狭い場合にはPTA*(経皮的血管形成術:小さい風船で狭いところを拡げる手術)を外来で行っています。

* PTA:経皮的血管形成術 皮膚を切らずに針穴からたたんだ風船を入れ狭いところを拡げる治療で、拡げ終わった後には風船は抜き去ります。入院の必要性はありません。(図4)

図4:PTAに使用する道具

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